わたしの亡くなった父が、なぜか新内の岡本文弥師匠に長年新内を習ってた。

岡本文弥師匠(4代目)の略歴(Wikipedia)→

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昔々一度稽古に付いていったことがあり、父と一緒に谷中の岡本文弥師匠のお宅にお邪魔したことがあります。ま、そん時は多少おっくうでも、偉い人とは一度会っとくもんですな。人生の財産になります。

 

そん時、文弥師匠は96歳くらいだったんで、見た目はおぢーちゃんです。普通より年の行ったおぢーちゃん。が、声がすげー若くてハリがあるんですな。さすがに。

 

だから、なんてーますか、普通の人じゃなく、アニメの登場人物が目の前にいるような、変な感覚を覚えました。声だけ吹き替えてるような。

 

で、岡本文弥師匠はマメな方で、ご自分で作ったカセットテープをお弟子さんに送ってたんです。新内の稽古用に。うちの父のところにも来てました。

 

そのカセットテープをヤフオクに断続的に出品してます。なかなか貴重なものだと思うので、伝統芸能がお好きな友人がいたら、ぜひ知らせてあげてください。

岡本文弥「西方寺縁起」昭和61年・自作肉筆カセットテープ→

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↑このカセットテープの表紙は、お弟子さんの写した「夕顔咲くぶんや宅」だそうで、谷中にあった文弥師匠お宅の玄関が写されています。

一度谷中に伺って文弥師匠とお話させていただいた折、おそらく若き日の岡本宮之助師匠だったと思うんですが、

「風情のあるお宅ですねぇ」

なんて私が言ったところ、

「こーゆー古い家は、暑くて、寒くて、困んだ。きみも住んでみりゃいいよ。」

なんて、笑ってらっしゃいました(笑)懐かしいです。