いま話題の新国立競技場、設計者のザハ・ハディド女史の当初案を今日初めてみたんですが、確かに素晴らしいですね。色んなことを考えなければ(笑)

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で、まぁ、大規模な建築とかランドアートってのは、多くの場合、当初案から現実とすりあわせて修正していく作業が始まって、場合によっては中止になる場合もあるわけですが、今回の件はそこが間違っているんだ、あの醜い修正案は何だ、と、世界的な建築家である磯崎新が意見を表明しています。

http://world-architects.blogspot.jp/2014/11/ArataIsozaki-nationalstadium.html

つまり、ザハ・ハディド女史の「案」だけを選ぶのではなく、彼女をチームに加えて、新しく発生する様々な条件に適応する変更や修正の対応をさせろ、と。むしろそれが当然で、磯崎新の関わってきたオリンピック施設の場合は、常にそうだった、と。

今日、新国立競技場のデザインを選定した審査委員長の安藤忠雄が会見しましたが、彼はつまり、

「みんなでチャレンジしよう!」

と言いたかったんだろうし、今でも言いたいんだと思います。

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昭和39年の東京オリンピックの際、丹下健三と施工業者が、「建築不可能」だと言われた代々木体育館の美しいつり天井を作ったように。

そして、それが、日本の建築家と施工業者の実力を、世界に知らしめたように。

ただ、実施側が、それを受け止められない、と。

逆に言うと、実施側が安藤忠雄のスピリッツを受け止められないのなら、審査委員長に選ぶべきぢゃなかったですね。

彼の経歴を紐解けば、素晴らしいけど、どんでもないこと事やろうとして、周囲との軋轢を厭わない熱血漢だってのはすぐわかるわけだから。