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ガセム・ソレイマニ司令官を山本五十六連合艦隊司令長官に例えるということ

米国がイラン革命防衛隊のガセム・ソレイマニ司令官を殺害しました。人々は、

 

「第三次世界大戦勃発か?」

 

と心配しています。何が起こるのか心配です。

 

そんな中、米国国務省高官は、ソレイマニ司令官を山本五十六連合艦隊司令長官に例えたそうです。それを読んで、何となく米国中枢の気持ちがわかったのでお知らせします。

 

米国はイランの国力、あるいは戦争遂行能力をすごく低く見積もってるんじゃないすかね?だから、開戦もしていない独立国の高官を殺害するっていう、国際法に触れかねないことまでやっちゃったんじゃないか、と。

 

山本五十六連合艦隊司令長官は、前線を視察中、パプアニューギニアのブーゲンビル島上空で米軍機に撃墜されて戦死しました。当時パプアニューギニアは日本の占領地で、日本海軍の制空権下です。

これ、日本側から見るととんでもない話で、戦争で一人死者が出たっていう話じゃないんですね。「海軍大将が暗殺された」っていう話なんです。

 

軍の将官ってのは、勝手に出来上がるものではなく、ご本人が奮闘努力で作り上げるものでもなく、国民と国家が長い年月をかけて作り上げるものです。

 

例えば、ある頭脳明晰な若者を連れてきても、来年に大将になれるってもんじゃないですよね?

 

毎年何十人という優秀な若者をすべて国費でまかなわれる学校に入れて、山本五十六を例にとると海軍兵学校32期で192人の同期がいたわけですが、この若者たちに何十年という年月をかけて、税金を投入しながら様々な経験を積ませて、さらに結果を出したものを選抜しながら該当すべき者を探し出すっていう膨大な労力の末にやっと生まれるものです。

 

ですから、当然ですが、簡単に死なれちゃ困るわけです。

 

そんな海軍大将で海軍の実戦の最高指導者が、自軍の制空権内で、視察予定を敵軍に把握されて襲撃されて撃墜されたわけです。太平洋戦争の開戦当初から日本軍の暗号を米国が解読していたため、そんなとんでもないことが可能になりました。

 

当時、日本と米国の国力には、およそ10倍の差があったと言われてます。例えると、日本が航空機1機作る間に、米国は10機作れるわけです。そんな相手に戦争しかけといて、暗号まで解読されてる、と(T_T)どーしようもないっすね(T_T)

 

「日本が米国と戦って勝てるわけがない」っていうことを、当時多くの日本人は感じていました。山本五十六でさえ、そう感じていました。だから、賭博的要素が強く、海軍内でも反対の強かった真珠湾攻撃を行ったわけです。つまり、開戦と同時に米海軍を奇襲し、米軍の海軍力を奪って少しでも日本海軍を有利にする、っつーか、両軍の海軍力を少しでも均衡に近づけるっつーか、そーゆー作戦です。ただ、外務省のミスで宣戦布告が真珠湾攻撃の1時間後になってしまい、米国民を怒らせたわけですが。

 

当然、当時の米国中枢も同じことを思ってたでしょうね。「日本が米国と戦って勝てるわけがない」と。だから「全ての占領地から撤退しろ」とか石油禁輸とか、日本への強硬な要求に出たんじゃないか、と。戦争になったらなったでいいよ。勝てるわけないから。みたいなね。

 

現在の米国の中枢が山本五十六の戦死を持ち出すってのは、そーゆー意味合いじゃないか、と。

 

だから、現在のイランに対しても「米国と戦って勝てるわけがない」と強硬に出てるんじゃないすかね。

 

おおごとにならないといいですね。