シャーリー・マックレーンというダンサー/ミュージカル女優

英国の大人気テレビ番組『ダウントン・アビー』を見てますと、第3シーズンでグランサム伯爵夫人の実母が出てきます。グランサム伯爵夫人は米国から嫁入りした設定なので、実母も米国人の設定です。富豪。

 

で、実母が出てきたのを見て

 

「この人なんか見たことあんなー」

 

と思って調べたら、シャーリー・マックレーンでビックリしました。お元気そうで、喜ばしいですね。

 

相変わらずのコメディエンヌっぷりで、グランサム伯爵の実母役マギー・スミスとのトゲトゲしいやり取りが面白いです。二人のやり取りは、旧世界(英国)と新世界(米国)の激突ですね。言ってみれば。

 

シャーリー・マックレーンと言えば、若い頃は『八十日間世界一周』『アパートの鍵貸します』『あなただけ今晩は』という名作で愛された、哀しそうな笑顔を持ったチャーミングなコメディエンヌだったわけですが、もともとはダンサーなんですってよ。奥さま。

 

いや、ダンサー出身ってことを情報としては知っていたんですが、実際にその様子を見たことがありませんでした。

 

そこでYOUTUBEで検索してみると、さすがにたーくさんありまして、日本だと、っつーか、わたしだけですかね、あんまりダンサーっていう認識はなかったんですが、欧米ではテレビスペシャルを持つほどのダンサーみたいです。

 

なんでも高校時代からダンサーとしてブロードウェイに出演してたそうで、高校卒業後、ケガで休んだキャロル・ヘイニーの代役として「パジャマ・ゲーム」の主役をつとめているところを見た映画の大プロデューサー(ハル・B・ウォリス)にスカウトされて、映画女優になったんだそうです。

 

つまり、本格的なダンサーだったんですね。ダンサーっつーか、ミュージカル女優。もともとは。

 

調べてみると、実はミュージカル映画にもわりと出演してるんですが、どうも日本ではあまりウケなかったようです。『カンカン』とか『スウィート・チャリティ』とか。子供の頃から映画好きのわたしも、シャーリーのミュージカル映画知りませんでした。

 

が、さすがに本国アメリカではミュージカル女優として尊敬されているようで、ケネディ・センター名誉賞授賞式では、2013年当時のブロードウェイ・ミュージカルの名花4人がシャーリーをトリビュートしてて感動的です。

 

ついでですが、2013年のケネディ・センター名誉賞は、ハービー・ハンコック、ビリー・ジョエル、カルロス・サンタナも受賞してるそうで、その豪華な音楽家キャストがシャーリーの回りで切れ切れに映ってるのが面白いです。オバマ大統領夫妻も。

 

 

上記動画見てビックリしたんですが、3人目にカレン・オリヴォっていう方が出てきます。

 

「この人はブロードウェイのミュージカル・スターだったのか!」

 

と。

 

『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』っていうキャシー・ベイツ主演のテレビドラマがありまして、そこにレギュラー出演してたんですね。カレン・オリヴォが。しかし、ぜんぜん歌ってなかったし、踊ってなかったぞ。どっちかっつーと、主演のキャシー・ベイツの方が歌ってたぞ。

 

「この人はブロードウェイのミュージカル・スターだったのか!」っていう方多いですよね?ビビ・ニューワースとか↓

 

キーラン・ジョヴァンニとか↓

 

つまり、歌や踊りが上手くても、舞台以外ではあんまし需要がないんですね。考えてみれば「宝塚の革命児」と讃えられた真矢ミキだって、近年ではあんまし歌ったり踊ったりしてないようですから、日米で共通の需要構造なんでしょうね。残念なことです。

 

さて、シャーリーの話に戻りますが、ケネディ・センター名誉賞授賞式の動画の最後の方にキャシー・ベイツが出てきます。プレゼンターです。キャシー・ベイツがプレゼンターとして登場する最初の方の動画もありましたので、ご紹介↓シャーリーの人生と功績が手短にまとめられてて感動的です↓