あいちトリエンナーレ2019の中止された企画展に大浦信行の作品が展示されてたんだそうで、ビックリした話。

あいちトリエンナーレ2019企画展「表現の不自由展・その後」が中止されたんだそうで、この数日、ネットでニュースが流れるのを見てました。

 

ふと「昭和天皇の御真影が焼かれるように見える作品があり」と記載があったので、アレ?と思い詳細を見てみると、やはりそれは大浦信行の作品だそうです。(実際には大浦作品で昭和天皇の御真影を燃やしてはいないそうです)

 

ありゃー。そりゃ、すごいや。

 

愛知県と名古屋市が主催するような芸術祭で大浦信行の作品展示するってのは、そりゃ、主催者はよっぽど気合い入れたか、もしくは炎上を狙ったか、ですね。

 

大浦信行ってのは、昭和天皇を主題にすることで昔からスキャンダルを起こしてきた人で、いや、ご本人はスキャンダルを起こそうとしているわけではないらしいですが、ま、なんと言いますか、体制側から強い反発を受けてきたと言いますか、そーゆー芸術活動をしている方です。

 

ですから「表現の自由を問う」とかいう場合に選択されやすいアーティストです。

 

大浦信行の作品、わたしはアートとしてそんなに良いとは思わないんですが、ただ日本社会の微妙な場所を刺激するため、話題になりやすいんですね。

 

それを「原爆の図丸木美術館」で展示したのではなく、「あいちトリエンナーレ」で展示したってのはスゴいなぁ、と。主催者側気合い入ってんなぁ、と。もしくは、知らなかったのかな。愛知県と名古屋市の担当者は。

 

ただね、もうちょっと深みのあるっていうか、戦略のある企画展にならないもんすかね。せっかくなら。なんか、政治的イデオロギーだけ打ち出して討ち死にするようなやつじゃなく。

 

「表現の自由を問う」みたいな趣旨で今回のようなことが起こるのは、大浦信行というアーティストの経歴だけを見ても過去に何回もあったわけですし、1950年代とか60年代には日本でも欧米でも同様のことが色んなとこで発生したわけですから、現代らしい新しい形と言いますか、公権力に負けない戦略といいますか、その芸術がほんとうに良いものなら社会を説得する哲学を示すっつーか、なんかもうちょっとヒネりの効いたことにならないのかなぁ、と思いました。