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差し箱付き、変形12号相当額装です。作品、額、箱ともに美品です。

 

浜口陽三先生のレゾネ(中央公論美術出版)No174-6の作品、1985年~1992年にかけて制作されたものです。

 

「野」シリーズは、浜口先生の画業の中では非常に珍しいものです。

 

レゾネを見ますと、浜口先生は、1938年に銅版画の制作を開始してから、一貫して具体的な、つまり「さくらんぼ」「てんとう虫」「くるみ」「毛糸」等々の具体的なものを主題に制作されてきたんですが、「野」シリーズのみ、具象を通り越して抽象的なテーマに踏み込んでいます。その意味で、意欲的なものです。

 

浜口陽三先生が亡くなった頃のインタビュー(『版画芸術111号』)で、夫人の南桂子先生が「一番好きな作品あるいは一番思い出深いモノクロの作品」として「野(モノクロ)」をあげていたのは、そのためかもしれません。

 

さて、本作は、モノクロ作品「野」の派生として作られた6種類のカラーシリーズの中の一作です。本作以外のシリーズは、みな75部以上刷られているのですが、本作は35部しか刷られていません。とても貴重です。

 

深い青の背景に、緑と赤と青と、その中間色が注意深く念入りに配置されて、静逸な中にも華やかな表現がされています。

 

とは言いながらも、浜口先生の持ち味である圧倒的な詩情と深い情感も、静かに満ちています。

 

素晴らしいです。

 

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